資料 1
繊維製品における 銀イオン・光触媒・ミューファン(銀糸)の特性比較
  イオンマックス(銀イオン) 光触媒 ミューファン(銀糸)
特長

■抗菌効果が高い
■比較的広範囲の種類の細菌に対し て効果を発揮
■少なくとも生活環境で普通に存在する細菌については確実に効果を発揮する
■レジオネラ細菌に対しても確実に作用

■黄色ブドウ球菌■サルモネラ菌
■赤痢菌■クレプシェラ
■レジオネラ属菌■シュードモナス
■ポリオウィルス■□タウィルス
■ヘルベスウィルスなど

(アリゾナ大の殺菌効果評価テストで認められた代表的な細菌例)

■各種の細胞、カビ、ウィルスの吸着殺菌

■化膿(黄色プドウ球菌)→アトピーの  二次疾患・ニキピ・吹き出物
■床ずれ(縁膿菌)
■院内感染(MRSA)
■水虫(ハクセン菌)
■食中毒(大腸菌)
■単純ヘルペス
■その他カビを含む各種菌の殺菌

■黄色ブドウ球籍に対する効果
■白癬菌に対する効果
■ダニに対する効果
■力ビ゙に対する効果
安全性
■極めて安全性が高い
■主原料は酸化チタンで毒性はない
■安全性が高い
用途
■タオル、衣料、リネン関連製品
■壁材など
■台所フキン、靴下、壁紙、肌着など
原理

リネン等に付着する皮脂やタンパク質の汚れを黄色プドウ球菌などの好気性一般細菌が分解し繁殖するのを、 銀イオンがそれらの細菌の呼吸鎖酵素の一部と結合して細菌を不活性化することによって、 細菌の繁殖と臭いの発生を抑止する。


光に反応する酸化チタンの半導体セラミックは酸化還元反応し、水を分解して活性酸素を生成する。この活性酸素を生成する過程で、有機物の分子結合を断ち切り分解する。これがすなわち殺菌作用である。
銀糸の抗菌防臭原理は具体的に書かれていないが、原理は銀イオンの発生による銀イオン効果のようである。銀糸の製造方法はポリエステルフィルムに銀蒸着し、フィルムでサンドイッチしたものを細く糸状に切り開いたもの。切断面からのみイオン発生力考えられる。
製品化
特性
銀の粒子を4nm(ナノメートル)まで 微細なサイズにナノ化し、繊維の内部まで浸透、固着させ銀イオンによる抗菌防具効果を発揮、持続させると同時に、繊維の風合いを損ないません。
光に反応する酸化チタンの半導体セラミックを含んだインキを、スクリーン印刷するため、タオルなどの肌合いを大切にする製品には向いていない。光触媒のため、光が当たらないと効果を発揮しない。
銀糸だけを使って布を織ることは、強度的にも、コスト的にも不可能なため、結局、布地の糸の何十本もの中に1本ずつ織込んだ製品となり、しかも、銀糸の断面からのみイオンが発生。抗菌防臭効果は割り引いて考えないといけない。
費用対
効果
■高い
■低い
■低い
出典
工業調査会出版 西岡 敦他著「抗菌剤の化学』より
(株)信州セラミックス資料より
ミューファンネッツ事務局資料より
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